ワンちゃんとの暮らし
パピーの社会化はいつから?おうちでできることと、無理なく進めるポイント

パピーを迎えると、「社会化が大切」とよく耳にするようになったと思います。
社会化とは、多くの人やワンちゃんに会わせることだけではなく、これからの暮らしで出会う人、音、場所、物など様々な物事を、安全な経験として適切に学んでいくことです。
大切なのは経験の数ではなく、その子が「怖くなかった」「落ち着いていられた」と感じられること。
この記事では、パピーの様子を見ながら無理なく進めるポイントをご紹介します。
パピーの社会化とは
社会化は、パピーが人との暮らしのなかで出会うさまざまな刺激に慣れ、落ち着いて行動するための土台づくりです。
慣れておきたいものには、家族以外の人やほかのワンちゃん、車や掃除機などの音、首輪やブラシといった日用品、動物病院や屋外などの場所があります。
社会化の目的は、すべてのワンちゃんと遊べるようになることではありません。
ほかのワンちゃんがいる環境で落ち着いて過ごしたり、適切な距離を取ったりすることも、大切な社会化のひとつです。
すべてを短期間で経験させる必要はありません。その子の性格や生活環境に合わせ、日常で必要になるものから少しずつ始めましょう。
社会化はいつから始める?
お家に仔犬を迎えるのは生後3か月齢~が一般的です。その頃にはワンちゃんは既に社会化期(約生後3ヶ月〜4ヶ月)に入っており、大急ぎで社会化を始めていく必要があります。
ワクチンプログラムが完了する前でも、抱っこやキャリーの中から外の景色や音に触れるなど、感染リスクを抑えながらできることがありますので、積極的に社会化を行うようにしましょう。
ただし、散歩や不特定多数のワンちゃんとの交流は、感染症予防との両立が必要です。
始める時期はワクチン接種の状況や地域の感染症リスクによって異なるため、かかりつけの動物病院へ相談してください。
おうちでできる社会化
まずは、暮らしのなかで繰り返し出会うものから始めます。
- インターホンや掃除機などの生活音を、小さな音や離れた場所から聞く
- ハーネスやブラシ、足拭きなどに短時間触れる
- おうちに来た人(ご家族以外)とご挨拶してみる
- 抱っこやキャリーで外の景色や音を経験する
新しい刺激に触れたときは、おやつや遊びなど、その子が好きなものと組み合わせる方法もあります。
緊張しておやつを食べられない場合は、刺激が強すぎる可能性があるため、距離や刺激レベルを見直しましょう。
無理なく進めるためのポイント
短時間で、ひとつずつ
一度に多くの経験を詰め込まず、最初は数秒から数分でも構いません。
パピーが落ち着いているうちに終えることが、次の良い経験につながります。
パピーのペースを待つ
新しい物を顔の近くへ押しつけたり、怖がっている場所へ無理に連れて行ったりせず、
自分から見る、においを嗅ぐ、近づくといった行動を待ちます。
怖がる様子があれば距離を取る
逃げる、震える、動かなくなる、呼吸が速くなる、おやつを食べられないといった様子が見られたら、
刺激から離れて休ませましょう。一度怖がっても失敗ではありません。
距離、時間、音量などを調整し、余裕をもって行動できる段階まで戻します。
体調を優先する
食欲がない、下痢や嘔吐がある、元気がないなど、普段と違う様子があるときは休息を優先してください。
症状が続く場合や判断に迷う場合は、かかりつけの動物病院へ相談しましょう。
困ったときは専門家へ相談を
社会化の進み方や得意・不得意は、ワンちゃんによって異なります。
「ほかのワンちゃんを怖がる」「音への反応が強い」「どこまで経験させてよいか分からない」と感じたら、
早めにドッグトレーナーなどの専門家へ相談することをお勧めします。
WANCOTTのドッグスクールでは、事前カウンセリングで犬種、月齢 、生活環境、お悩みなどを伺い、
一頭一頭に合った社会化トレーニングを行っています。
ドッグスクールの詳細:https://www.wancott.com/dogschool/
まとめ
パピーの社会化で大切なのは、その子が安心できる範囲で良い経験を重ねることです。
焦らず、できることから少しずつ始めましょう。
WANCOTTコラムでは、今後もパピーとの暮らしのヒントをご紹介していきます。
この記事の監修

WANCOTT ドッグトレーナー
中村
WANCOTTの創業当初から9年間、ドッグトレーナーの中心メンバーとしてチームを牽引。行動学の知識と豊富な現場経験をもとに、一頭一頭の個性に向き合っている。自身も15年にわたりチワワと暮らしている。
WANCOTTの創業当初から9年間、ドッグトレーナーの中心メンバーとしてチームを牽引。行動学の知識と豊富な現場経験をもとに、一頭一頭の個性に向き合っている。自身も15年にわたりチワワと暮らしている。





